女性に対する暴力をなくす運動
相手の同意なく、力で相手を支配し、尊厳を傷つける行為です。
DVは、身体的な暴力だけではありません。精神的・経済的・性的など、さまざまな形で相手を支配し、尊厳を傷つける行為すべてが含まれます。「これくらいは、どこの家庭にもあること」と思ってしまうかもしれません。でも、あなたが「つらい」「怖い」と感じているなら、それは見過ごしていい状態ではありません。
身体的な暴力だけがDVではありません。次のような行為も、すべてDVにあたります。
殴る、蹴る、物を投げつける、首を絞める、突き飛ばす など
大声で怒鳴る、無視する、脅す、人格を否定する など
嫌がっているのに性的な行為を強要する、避妊に協力しない など
生活費を渡さない、働くことを制限する、お金の使い道を細かく管理する など
交友関係や電話・メールを細かく監視する、外出を制限する など
子どもに危害を加えると脅す、子どもとの面会を制限する など
DVの被害は、決して他人事ではありません。
出典:内閣府「男女間における暴力に関する調査(令和5年度)」(調査対象:全国20歳以上の男女)
ひとりで抱えなくて大丈夫。まず「話す」ところから始まります。
「これくらいで相談していいのかな」「相談したら、大ごとになりそうで怖い」——そう感じて、ためらっていませんか。相談は、何かを決めるための場所ではありません。まずは、あなたの話を聞くところから始まります。どうするかは、あなたが決められます。あなたの気持ちを置き去りにして、勝手に話が進むことはありません。
大声で怒鳴られる、無視される、人格を否定される。身体への暴力がなくても、これらは「精神的なDV」にあたります。「暴力を振るわれているわけじゃないし…」と我慢してしまう方は少なくありません。でも、つらいと感じているなら、それは相談していいことです。
相談すると、まず相談員があなたの話を聞き、状況を一緒に整理してくれます。すぐに何かを決める必要はありません。「話してみる」だけで大丈夫です。
子どもがいるからこそ、ひとりで抱えてしまう方が多くいます。でも、子どもと一緒に相談できますし、子どもを連れて安全を確保するための支援もあります。
相談員は、あなたと子どもの安全を第一に考えて、これからの選択肢を一緒に整理してくれます。「別れる」と決めていなくても、相談はできます。
「命の危険があるわけじゃないから」と、相談をためらう必要はありません。つらい状況が続いているなら、それは相談していいサインです。
早めに相談しておくことで、いざというときの選択肢を一緒に準備しておくことができます。今すぐ動かなくても、「知っておく」だけでも、あなたの支えになります。
相談から、その先まで。あなたの状況に合わせて支えるしくみがあります。
相談した先には、あなたを支えるさまざまなしくみがあります。すべてを使う必要はありません。あなたの状況と希望に合わせて、必要なものを一緒に選んでいけます。
配偶者暴力相談支援センターや専門の相談窓口で、あなたの話を聞き、これからどうすればいいかの情報を提供します。まずはここが入口です。
身の危険がある場合、あなた(と子ども)が安全に過ごせる場所で、一時的に保護を受けられます。加害者に居場所を知られないよう配慮されます。
裁判所に申し立てることで、加害者があなたに近づくこと・連絡することを法的に禁止する「保護命令」を出してもらえる場合があります。手続きは、相談員がサポートします。
住まい、仕事、お金、子どもの就学など、新しい生活を始めるための相談・支援を受けられます。ひとりで全部を抱える必要はありません。
参考:政府広報オンライン/詳しい制度は内閣府男女共同参画局のサイトをご覧ください。